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昭和天皇と久間発言 日本の原発開発中止を命じられた陛下

Sora2  久間前防衛相が「しょうがない」発言によって引責辞任し、次に防衛相に任命されたのが小池百合子氏。初の女性の防衛相として注目されもし、また野党からは「選挙向け」と何でも批判の対象とされていますが、この就任は悪くないかも知れません。

 海外でも女性の防衛相ならぬ、国防相がいました。フランスのミシェル・アリヨ=マリ現内務大臣は男性顔負けの強気で活躍していました。女性は腹を括ると強いです。小池大臣が日本のために腹を括って活躍してくれることを期待したいと思います。

 さて、今回の久間発言をめぐって、昭和天皇のお話が引き合いに出されることがありました。昭和天皇も「『やむを得ない』と言っていたではないか」と、1975年10月の訪米の際の記者会見でのご発言をもってあれこれと取り沙汰されていました。

 中には昭和天皇のことを随分と歪曲して捕らえている書き込みなども見かけましたので、居た堪れずに書き込みします。

 陛下のこのエピソードは、戦後アメリカが闇の中に葬り、陛下ご自身のお言葉で語られることもなかったと言われています。「やむを得ない」というお言葉の中には、久間氏とは全く違う次元での複雑な陛下の心中があったのではと、僭越ながら私なりに想像しております。

 昭和天皇は日本での原爆開発中止を指示された

 「戦争の全責任は自分にある」

 マッカーサー元帥と最初に会見された時に昭和天皇が発されたお言葉です。このお言葉によりマッカーサー元帥は「骨の髄まで揺り動かされた」ほど感動し、「我神を見たり」と心の中で叫んだといいます。

 それは戦争の一切の責任を、臣下の者達ではなく、ご自身の身に受けようという覚悟の上でのお言葉です。この日、陛下はもう皇居には戻ってこられないという覚悟で会見に向かわれたといいます。このようなお心の持ち主が、原爆のような兵器をよしとされるでしょうか?

 ここに昭和天皇のお人柄を現す、あまり知られていないエピソードがあります。

 実は日本は戦争中の昭和18年から19年にかけて、ドイツからウランを買い、極秘に原子爆弾の開発をしていましたが、それを中止されたのは昭和天皇だったというお話です。

 日本が開発しようとした原爆は、米国が開発したものとは違い、非戦闘員の市民をも巻き込んで殺戮する大量破壊兵器ではなく、あくまで軍事基地の破壊を対象とした「ミニ」核兵器でした。ですので、米国よりも日本の方が早く完成する可能性があり、日本の敗色濃厚だった当時、軍部にとっては画期的な新兵器の開発で、それをもってマリアナ諸島やハワイへの投下作戦の計画を進めていました。

 しかし、それを上奏した東条首相と杉山陸相を、陛下は厳しく諌められ、「戦争とは言え人類絶滅に通じる新兵器を使用してまでも勝てば良いということではない!」と原爆の開発を止めさせられました。

 「数カ国がその新兵器開発を競っているとの事だが、日本が最初に開発し使用すれば、他国も全力を傾斜して完成させ使ってくるようになるであろうから、全人類を滅亡させる事になる。それでは、人類絶滅の悪の宗家に日本がなるではないか。

 またハワイに投下する計画との事だが、ハワイには、日本の同朋が多数移住し、現地民とともに苦労し今日を築きあげたところである。そのような場所に新兵器を使用することには賛成しかねる」(「日本・原爆開発の真実」五島勉)

 昭和天皇は、日本を勝利に導く可能性のある兵器の完成を前に、日本一国の利益に立って考えることをされず、「世界平和」という視点に立ち、いち早く原爆開発の中止を命じられたのです。

 昭和天皇のこうしたお考えを、当時の列強諸国のどの国においても、同様な思想を持つ者はいませんでした。残念ながら、そこまでの精神性に至らなかったようでした。人類滅亡へと導くかも知れない悪魔の兵器の開発は続けられ、終にアメリカにより広島・長崎に投下され、何十万人という一般市民がその犠牲となり殺されました。

 アメリカはこれについて、「戦争を終結させ、結果的に多くの日本人の命を救った」と、世界を「指導」する大国となった今日に至るも、「正義の兵器」「正義の行為」として、その主張を変えていません。

 昭和天皇が如何に素晴らしい指導者であったかは、比較すれば歴然です。日本の万世一系の天皇は、一国の野心から戦争を進めていた訳ではありません。他国欧米列強よりも、より広い高い視野に立ち、本来平和を望まれていたのです。

 私達日本人はこのことを大いに誇って良いと思います。

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 私はこうした日本の歴史の真実を、山口修源氏の御話の中で触れる機会を得ました。それまでは、戦後の左翼教育の中で疑問も持たず、また本多勝一の「中国への旅」なども読み、「日本は酷い国だ」と感じてきました。全く、今思うと「私の青春を返せ!」と腹立たしくなります。そのままでいたら、この今のご時勢の中で、反日的な、日本を滅ぼす方向へと、エネルギーを使っていたかも知れません。考えても恐ろしくなります。

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