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February 2006

◇台湾二二八事件から59年、日本は・・・

 今日、2月28日は、あの忌まわしい「二二八事件」から59年目にあたる。台北や高雄や台湾各地で追悼のデモや集会が行なわれた。
 日本が敗戦し、台湾には蒋介石の軍隊がやって来た。文明を持つ台湾人を統治することに、後からやって来た外省人は恐怖を覚えた。自分達よりも優れた人間を統治するために、彼らは殺戮、暴力、圧制で都合の悪い人間を悉く抹殺した。弾圧の対象となった多くは、台湾の知識人と未来ある青年だった。彼らは「法治」という概念を知っていたがために、後からやって来た中国人が法を無視しての暴挙を行なうことなど想像できなかった。それ故、弾圧される根拠のない台湾人は、訳も分からぬまま罪名に関係なく殺された。
 二二八事件の被害者や遺族は、そのことを口にするだけで、本人はおろか家族までが弾圧の対象となった。加えて、38年間に亘る戒厳令である。その為に、二二八の事実が解明されるのに、半世紀以上の年月が必要とされた。その遺族である阮美姝さんは、「李登輝氏の下に民主化された後でも、台湾人は後遺症に悩まされ、いまだに真実を語れない人もいる」と言う。

 台湾には日本統治時代に日本の教育を受けた「日本語族」という人々がいる。戒厳令下において日本語を話すことを禁じられたが、今でも美しい日本語を話し、日本で失われつつある「日本精神」を持ち続けている人々だ。この方達は恨みがましいことを言うのを嫌う。
 しかし、日本の教科書で台湾が中国領として表記された地図が使われていることを知った時、ある人は激昂して語った。
 「私達台湾人は、日本が戦争に負けたお陰で、台湾で日本人のかわりに中国人から苛められてきたんですよ!それを知ってか知らずか、日本は中国の顔色を伺ってペコペコして、李登輝が日本に行くにも注文つけて、李登輝さんは本当に日本贔屓で、台湾をここまで民主化した功労者ですよ!台湾は今まで一度として中国領となったことはありません!日本は弱いもの苛めのようなことばかりして、一体、日本人はいつになったら目覚めるんですか・・・!」
 そう言った後、はっとしたように口をつぐんだ。「日本精神」を持つが故に、「日本人の代わりに苛められてきた」などということを直接的に口にするのをはばかる気持ちがあるのだろう。心中は、日本に対する愛着と、怒りと、かつての日本を知る台湾人として、「日本人よ、かつての誇りを取り戻せ」と、如何ともしがたい複雑な思いが去来しているように思われた。

 こうした「日本語世代」は主に70代、80代の方々である。残念なことに、台湾の戦後世代は国民党の教育を受け、日本統治についての正しい知識を持つ人は多くはない。「尖閣列島は日本が奪った」「日本は台湾で残虐な植民地支配をした」と信じる人もいる。
 台湾野党党首は、昨年「反国家分裂法」を設立したばかりの北京に相次いで訪問しては胡錦涛主席と会談、「統一」と「反日」で協調し、意志統一をしている。昨年12月の台湾統一地方選挙では、与党民進党を押さえ、旧与党の国民党が勝利した。国民党新党首、馬英九は、米国留学中から尖閣諸島奪還の活動をしており、台北に「抗日記念館」建設を計画している人物である。国民党が政権を取ったら、台北でも中国と同様に「反日デモ」が起きかねないであろう。
 つい先頃も、県長が民進党から国民党に交替した台北県で、「高砂義勇隊慰霊碑」撤去を巡って紛糾していたが、この24日に、記念碑を存続させることで決着したものの、周囲にあった日本語の石碑は撤去された。そして李登輝前総統が揮毫された「霊安故郷」の碑文はベニヤ板で覆われるという結果となってしまった。国民党による「反日」行動が激化される予兆のようである。世界一の「親日国、台湾」は失われてしまうのだろうか。
 
 これも、日本が台湾政策を明確にしてこなかったことが原因の一つだ。台湾は日本にとって、重要な国家であるにも関わらず、断交以来、中国に気がねし、台湾に対して継子のような冷たい対応をしてきた。日本のシーレーンが通る東シナ海に位置する台湾は、国防においても、経済においても、日本の生命線といえる。もし、台湾が中国の支配下となったら、エネルギーを含め日本の経済を支える物資の入手は困難となり、日本国そのものの衰退を意味する。軍事上においても、中共軍に尖閣諸島が押さえられ、近くにある下地島の空港設備が取られたら、そこを基地として中共軍の日本本土攻撃が容易となり、極めて大きな脅威となる。「台湾有事=日本有事」なのだ。

 日本は何処へ行こうとしているのか。中国の覇権内で大人しくやり過ごそうとしているのか。果たしてやり過ごすことが出来るのか。それとも中国の脅威に対し、台湾と運命を共にするのか。
 忘れていけないことは、単なる「日中友好条約」よりも「安保同盟」の方が優先されるのである。そして、もし、台湾に何かあれば、日本は軍事的行動に出ることになる。中国が台湾東岸への奇襲攻撃を行えば、日本の防空識別圏を通過することになり、日本の航空自衛隊が迎撃することになるのだ。その現実を、政府はきちんと国民に伝えるべきだ。中国の対応に配慮して国家として備えることも主張することもできないような政府では、既に中国の作戦にはまっていることになる。

 残念ながら、有事はそう遠い未来ではないのではないか。それまでの時間をどう過ごすか、それで日本の未来も決まるだろう。日本人として、日本を愛する台湾人がいる、兄弟である台湾を裏切ってはいけない。

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◇中国の情報戦に打ち勝て!

 先月だったか、上海の新聞『文匯報』が、メリル・ストリープ主演の映画、「南京・クリスマス・1937」を制作し、南京事件70周年の来年12月、世界で同時公開されると報じた。クリント・イーストウッドも出演するとも報じられたが、映画制作の真偽はいまだあやふやのようだは、またも中国によるデマであった。非戦闘員である一般市民を標的にした「原爆」の罪を押し隠すために、中国と共に捏造した「30万人の南京大虐殺」。その映画をハリウッドで製作することは、国際社会において日本を抹殺するに等しい中国の謀略だ。(アップ後の追加:今回はデマに終わったが、何としても「日本=悪」とした仮想敵をデッチ上げ、国内の共産党への不満を回避しようとする中国宣伝部のプロパガンダ攻撃は続くであろう。)断じてこれを阻止しなくてはならない。

 二週間ほど前、下記のような記事を目にした。

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 中国、最大の潜在敵      2006年2月16日[木] 産経新聞

 【ワシントン=古森義久】米国議会下院国際関係委員会が十四日に開いた米中関係に関する公聴会で議員側から「中国は米国の最大の潜在敵」という見解が再三、表明される一方、専門家の証人側からは中国はアジアで日本と米国の離反を図り、米国では各種研究所への影響力を強め、中国側に有利な政策を採択させるようになったことが報告された。
 同国際関係委員会の監視調査小委員会(小委員長デーナ・ローラバッカー議員)は「米国の外交政策への中国の影響力行使」に関する公聴会を開いた。共和党の有力議員の同小委員長は冒頭、「中国の不吉な軍拡、キリスト教徒や仏教徒の残酷な弾圧、知的所有権の厚顔な違反、北朝鮮、イラン、スーダンなど危険な無法国家との協力関係、北朝鮮やパキスタンへの核兵器技術の拡散、民主国家の日本への脅しなどは、中国が世界規模の覇権の樹立を目指すことを示している」と述べ、「この中華帝国の誇大妄想的な野望を抑えられる国は米国しかなく、その意味では中国は米国の最大の潜在敵だ。この明白な事実を指摘すると、これまでは米国のいわゆる主流派の学者やマスコミからあざけられてきたが、いまや米国と世界の安定にとっての最大の脅威である中国に直面するときがきた」と強調した。ローラバッカー議員のこの強硬な言明は最近、米国議会に広がってきた中国非難の動きを象徴している。

 証人となった中国の戦略研究家のスティーブ・モシャー人口調査研究所長は「どこの国からも脅威を受けない中国が大軍拡を進めるのは台湾攻略をはじめとする地域的な覇権だけでなく、グローバルな覇権志向という戦略目標を抱くからだ」と述べ、米国を唯一の超大国の立場から引きずりおろし、中国中心の「多極世界」を実現することが中国の長期の政策だと説明した。

 ハーバード大学東アジア研究所のロス・テリル研究員は「中国の当面の対外戦略は他国と紛争中の領土をすべて獲得するとともに、東アジアでの米国の影響力を減少させることだ」として、そのために日米両国を離反させようとしていると証言した。テリル氏は中国の対日政策に関連して、中国は(1)東アジア共同体構想を利用して米国のアジアからの排除を図る一方、日本は中国の意向に従う状態にして同共同体に入れようと努めている(2)「日本の軍国主義の危険」を喧伝(けんでん)するが、現実には中国自身がいまの世界で最大の軍拡を進め、過去半世紀に周辺の五カ国と戦争をしたのに対し、日本は同じ期間、外国人をただの一人も戦死させていない-などと強調した。

 米国の中小企業の連合組織の「米国ビジネス産業会議教育財団」のアラン・トネルソン研究員は中国がワシントンやニューヨークで米側の外交政策、とくに対中政策に及ぼす影響力を急速に強めてきたと証言した。同証言によると、中国政府は直接に米側の大手PR企業やロビー企業を雇って、米国の政府や議会に訴えるほか、中国でビジネスや生産をする多国籍企業を使って、米国の外交関連の研究機関に圧力をかけるようになったという。
 実例としてトネルソン氏は大手シンクタンクのブルッキングス研究所や外交評議会の中国研究活動をあげ、「ブルッキングスでの五百万ドルを投入した新たな中国研究は中国で広範に取引をするゴールドマンサックス社の現顧問ジョン・ソーントン氏が推進し、中国と密接なビジネス関係を保つ投資家リチャード・ブラム氏も協力して、中国政府の意向を微妙に反映している」と述べる一方、「外交評議会では中国に米国のミサイルに関する情報を不当に流したと非難された米国ローラル社の元責任者バーナード・シュワルツ氏が主導する対中政策フォーラムがあり、ここでも中国の意向が忠実に反映されている」と証言した。

 この証言に対しローラバッカー議員は「中国と商取引をする企業とシンクタンクでの中国政策研究との関係は法的規制の対象にもなるべきだ」と言明した。

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 日本のODAが自国に向けられるミサイルと共に、米国でのロビー活動などで中国の覇権拡張の工作費として使われているのか思うと、腸が煮えくり返る。先日のニューヨークタイムズの麻生外相への誹謗記事も、そうした中国の工作の一環か。
 いい加減に国会は、「ガセ・メール」などに振り回されている場合ではない。中国の野望に対する対策を語ることが、どれだけ火急の課題かを悟るべきだ。
 中国は歴史的に外交に長けている。「外交とは華麗な衣装をまとった軍事」だ。中国は、「反共」を棄て「容共」となった台湾野党を使った「抗日」活動で、日本と台湾の関係を裂こうと必死だ。着々と軍事上極めて重要な東シナ海制覇の準備を進め、「南京大虐殺」のデマを世界に広めることで、日本の国際社会での地位失墜を目論み、アジアで、世界での君臨を企んでいる。
 しかし、マスコミも、議員も、このことを語ることをひたすら避けてきた。朝日や毎日新聞、媚中派官僚、議員の責任は極めて重い。

 櫻井よしこ氏が、やはり産経新聞で語っていた。

 「中国宣伝部の思想・情報操作に、日本が屈してよいはずがない。一刻も早い海外向けの強力な情報発信機能の確立、たとえば情報省の設立が日本にとっての急務である。国民がどれほどまじめに働いても、国家が情報戦に敗れては、何の甲斐もない。十分な知性と財源を注入して自由と民主主義を尊んできた日本の実績を海外に発信していくことが求められる。」(2006年2月9日「小泉首相に申す 情報操作に屈するな」)

 もし、この「南京虐殺」映画のごとき中国の謀略を許すのであれば、日本人は、世界中で、少なくとも数百年に亘り、史上稀に見る大虐殺を行なった、残虐非道、野蛮な劣等民族として歴史に刻まれ、侮蔑され続けることになる。決して、中国の情報戦略に屈してはならない。

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◇祝!荒川静香選手!アジア初の快挙!

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 やった!やってくれました!待ちに待った日本のメダル!それも女子フィギュアで日本初の金!アジアでも初めてのことです!
 メダルが一個も取れないなんて、これまでにないことで、何だか日本の将来を暗示しているのかと、内心いや~な気持ちがしていました。しかし、本当に良かったです!!
 早速、お隣の台湾、在日の台湾人から祝福のメッセージが寄せられました。かつて同胞だった日本人の活躍を、同じように喜んでくれました。
 きっと他のアジア諸国でも、東洋人初の快挙に喜んでいる人々がいるでしょう。
 韓国や中国からも、政治は政治として、そうした声が届けられたら、その器の大きさを見直す日本人が増えるでしょうに。(そうした声を聞いた方、どうぞ教えてください)
 
 それから、感動はまだあります。我らが国の「君が代」の美しさ・・・。荒川選手も口ずさんでいる姿が映し出されていました。
 他国の国歌が征服者の勇ましい軍歌が多いのに対し、本当になんと雅びで美しい響きでしょう。

 「君が代」は「軍国主義の象徴」のように言われ、日教組の攻撃の的にされてきましたが、実はそうではないのです。
 京都大学名誉教授・勝田吉太郎氏によれば、その歌詞は今の鹿児島県に古くから伝わる薩摩琵琶の「蓬莱山」という曲の中に収められているもので、鹿児島ではお目出度い時や結婚式などで歌われてきたものだと言います。歌詞は905年に紀貫之らが編纂した『古今和歌集』に収められ、1000年以上も昔にできた古歌です。
  「君が代は千代に八千代に…」は、親しい友人や恋人に向かって、「いつまでもご幸福とご繁栄をお祈りします」と、相手の身になって歌われた優しい歌だったのです。
 
 歌の起源と同様に、私も「幸福な気持ち」になりました。テレビを見ていた人々も、「君が代」をこんなに感動して聞いたことは、最近そうはなかったのではと思います。
 荒川選手の功績は、「金メダル」だけに止まらない、大きな意味があったと思います。
 良かったです!ありがとう!

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◇麻生大臣の発言は史実である

 歴史が歪曲されるということは、過去においていくらでも例のあることです。
 しかし、自らの「正しい」歴史を「悪」としてそれを改竄しようとする民族は極めて稀でしょう。日本人は自ら滅びの道へ進もうとするのでしょうか。
 『加害者』の立場からいくら史実を語っても、それを信用できない人は多いでしょう。当事者である台湾の人々の声は今日本にとってとても有り難く、貴いものです。
 今回もそうした人々の声を届けたいと思います。留学生なので恐らく若い世代の人でしょう。台湾の若い人達の中に、こうした見識を持っている人がいることは、感動であり、希望でもあります。

愚かな中国よ、つばより「証拠」を飛ばせ                                          台湾留学生 SK

 日本の台湾統治に関して、麻生外務大臣が、日本人が台湾人の教育に力を入れ、その結果今日の台湾の発展はあると発言したことで、中国政府は、植民地統治を美化していると口汚く罵ったが、いったい、どのような証拠に基づいて、そこまでつばを飛ばして激昂しているのか、説明できるものなら、説明してもらいたい。麻生外務大臣の発言は、ただ史実を述べたまでのものだ。それが真実であることは、台湾の老世代に証言してもらえばすむことだが、ここでは証拠として、当時の台湾教育に携わった日本人たちの生の声を紹介したい。

明治28年12月5日  教育時論  台湾行の教育家
 台湾の教育は、独り学校教育のみにて、能く其効績を挙げ得べからざるは、既に前号の社説に論じたる所なるが、先づ其教育事業の大要部を占むる者は、即学校教育なれば、吾等はここに此地の学校教育に従事する人は、如何なる資格を具べからざるかを論究し、一には之を当局者の参考に供し、一には此地に赴かんとする教育家の注意を促さんとす。(中略)
 吾等が先づ其資格の発端として数ふる者は、熱心にして不屈不撓の精神を有する人たらんこと是なり。(中略)遂に骨を其地に埋めて悔いざる者あり、(中略)第二は、多年普通教育に従事せる者たらんこと是なり。(中略)第三は身体強壮の人たらんこと是なり。彼地炎熱激しく、一日の中気候屡変化し、況して風土病などの襲ひ易き土地・
 なれば、蒲柳の質、多病の素ある人は、とても長く留ること能はざるべし、長く留ること能はずは、初めより之に従事せざるの勝れるに如かず。(中略)第四は家族と社会との係累少く、長く此地の教育に従事し得べき人たらんとを要す。
 (中略)一旦志を決して此地の教育従事すと定めなば、一家一族を移し、骨を此地に埋むる覚悟あらんことを要す。此地の教育は、決して即時に成就し得べきものにあらず、(中略)人間到る処青山あり、青山ある処、骨埋むべし。(下略)

明治38年4月25日  台湾教育会雑誌 十行論題 論題 教師の楽
 一日の仕事を卒へ後仕舞をそこそこにして、暫く訪はざりし子供の家を見舞うた、隣家の洗濯婆さんが「何●(艘の女扁)や、先生来●(口に労)」と声高に呼ぶ、子供が●(衣扁に背)紙の手を止めていそいそと礼をする、母親は濡れた手に赤子を抱きながら出てくる、渋茶一碗出すでなし、煙草一服進めないけれど、迎ふる笑顔が何より嬉しい、婆さんが拭いて呉れた古椅子に腰を掛け、子供について彼是の取沙汰、学校の主義も述べ、先方の思慮も聞き、隔なく語りて長き日を短く暮して帰る折の愉快、富も物かは、位もいかで(くれたけ)
              ○
 霞める春の日和、勇む心に任せて今日の日曜を楽しく暮さんとあてもなく川辺つたひに山の方へとそぞろ歩きの折柄、鼠の尻尾程の弁髪に赤き毛糸を付けたる学びの子等三四、何處より飛び来りけん、「先生オハヨー」「オー皆サンドコエ?」「イイエドコエモ」「デハイッショニ遊ビマショオ」と手に手を取りて、歩を進むる五歩六歩、青き芝生の其の上で、名もなき花を摘みながら、廻らぬ舌であやつる国語、彼方へ向ひては「来れや友よ…」此方へ向ひては「……蝶々は舞ふよ」、ああ之れ我等が無上の楽(ますえん)
              ○
 ………我が手を離れて他の学校に入り、或は世に出でなどしても、なほ数多の人に讚め称へらるるなど、一々に挙げなば師の楽みとど多かるべしかし(SH)

 この二つの記事を紹介したのは、当時の日本を美化するつもりも、いまの日本を媚びるつもりもない。一つだけ、はっきりさせておきたい。
 「日本統治時代」は台湾と日本の共有した50年の歴史である、関係のない中国にとやかく言われる筋合いはまったくない。
 当時、日本が台湾で実施した教育については「本国の利益の為だけ」と いう風に主張する人もいるが、それだけでは片付けられない。日本を通して、教育を受け、近代化した台湾人は賢くなり、意見も多くなり、当然ながら日本に反抗する者も大勢輩出したということを忘れてはならない。
 つまり、私が言いたいのは、利益だけの為なら、日本人はなぜ、わざわざ自ら面倒な事を引き寄せてまで、台湾人教育に情熱を注いだのだろうということだ。
 先人達がどんな想いで、どういう風に頑張って開拓したか知ろうともしない、中国史観と中国的価値観で踊らせている現代の台日両国人は実に困る。
         「台湾の声」より転載

 先日の麻生大臣の発言をめぐって、海外での日本の評判や大臣の外交手腕を心配する人も多いでしょう。
 しかし、日本人自身が自らの歴史を知る人が少ない中、まず何が正しいのかを日本人自身が認識することが先ではと思います。そうでなければ、その判断も誤りかねません。

 自ら歴史を研究し、自身の戦後を総括した、一台湾人の生がこの一冊に込められています。是非、読んで下さい。
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「帰らざる日本人」
桜の花出版 「日本人の誇り」シリーズ第二弾

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◇またもニューヨークタイムズ、侮日報道              麻生大臣発言を批判歪曲

 ニユーヨークタイムズに麻生大臣の発言に対する批判記事が掲載され、下記のように日本の新聞でも紹介されました。

「あ然とさせる発言」麻生外相を米紙が痛烈批判
 【ニューヨーク=大塚隆一】13日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、靖国神社参拝や植民地統治をめぐる麻生外相の発言を痛烈に批判する社説を掲載した。
 問題にしたのは、天皇陛下の靖国参拝が望ましいとした発言や台湾の教育水準の高さを日本の植民地政策と結びつけた発言。同紙は、アジアの人々の怒りをあおる「あ然とさせる発言」で、「外交感覚も歴史感覚もおかしい」と評した。
 同紙は、事実関係について議論がある問題では中国、韓国側の主張に沿った記述が目立ち、この日の社説でも従軍慰安婦と南京事件について、それぞれ「韓国の若い女性の大量拉致と性的奴隷化」「中国の民間人数十万人の嗜虐(しぎゃく)的な大量殺りく」と断じた。
         ◇
 麻生外相は14日の閣議後の記者会見で、「(ニューヨーク・タイムズの社説を)読んでいないから、何とも言えない。批判は自由ですから」と語った。
(2006年2月14日13時38分 読売新聞)

 ニューヨークタイムズ東京支局は朝日新聞社本社ビル内にあり、支局長の大西哲光記者は日系カナダ人と言われていますが、このところ精力的に反日記事を発信していることで、名が知られてきています。
 ニューヨークタイムス東京支局   東京都中央区築地5丁目3-2
 朝日新聞社              東京都中央区築地5丁目3-2
 朝日新聞→ニューヨークタイムズ東京支局→ニューヨークタイムズ本社→各国メディア、共同通信→日本の新聞社
 何やら、人民日報と朝日新聞の関係に近いものが見て取れます。
 asahi.comからは、人民日報の記事が見れるし、在日反共産党中国人からは、「朝日新聞に載った反日記事は、翌日必ず人民日報で紹介されるよねー。朝日は人民日報の日本支社でしょ?」なんて、笑われてます。
 その記事をありがたがって「日本は中韓の人々にこんなに悪いことをした・・・」と真面目に日本批判しているお人好しの日本人は、更に笑われる存在です。

 麻生大臣の歴史認識が正しいことは、何より日本と50年の統治の歴史を共有した台湾の人達が知っています。以下はメルマガ「台湾の声」からの台湾人から寄せられた声の抜粋です。

 ・・・早速反応を見せたのは、台湾ではなく、お隣の国の中国でした。5日になり、孔泉外交部スポークスマンは、記者からの質問に答える形でー日本の記者だろうかー「日清戦争後、日本は台湾占領を強行し、党内の民衆を奴隷にしたことは、誰もが知っている事実だ」として、発言は「歴史歪曲であり、中国人民の感情を厳重に傷つけた」のであり、「震驚」、「強烈憤慨」していると言いました。
 この「中国人民」とは、いつもの「台湾同胞を含むすべての中国人民」のことで、許しがたいことです。それから、台湾人は日本人の奴隷になったことなどありません。中国政府は自国民を奴隷化していますが、台湾人はそのような経験がないからこそ、中国のように愚民はいないのです。奴隷がどうしてこんなに教育水準が高いのかと言いたいです。歴史歪曲をして台湾人の感情を傷つけているのは、いつだって中国なのです。
 そこで台湾の黄志芳外交部長も6日になり、「日本は過去の歴史問題で、すでに中国、韓国との間で争議を引き起こしている。日本は今後二度と歴史問題で、台湾との間で争議を起こさないで欲しい」とコメントしました。台湾ではまだ争議は起こっていませんが、これは「中国が怒っているのだから、台湾政府も怒れ」、「怒らないのは中国人であることを忘れているからだ。台湾独立をやりたいからだ」と、これから騒ぐことがわかりきっている在台中国人に配慮したものです。この遠回しの言い方を見ると、本当はよほど言いたくなかったのでしょう。
 このように台湾政府は、中国政府に踊らされてしまいましたが、日本政府は踊らされないよう希望します。なぜなら中国の抗議を受け入れてしまっては、台湾人が「中国人民」であることを認めることになるからです。それだけは、絶対やめて欲しいのです。
 台湾の民視は「日本の外相が、台湾は進歩したのだから植民に感謝すべきだと暗示した」などと報じたが、本土派テレビ局なのに、おっちょこちょいで恥ずかしい。(※管理人注:現在台湾のメディアは、100%中国資本のTVBSを始めとして、約70%の資本が香港・米国経由の中国資本とのことです)
 ・・・麻生外相は日本国民に対して、先人の歴史に誇りを持とうと言っただけではないでしょうか。だから台湾人は気にする必要はないし、実際のところ、この程度の発言など、一般の人は気にしません。全然気にしないところを見せて、日本人に台湾人の「高い教育水準」を教えればいいと思います。
 ただ麻生外相が台湾を「国」(教育水準が高い国)と発言したのには拍手したいです。特に意識していったものではないことはわかっていますが、いちいち中国の言葉狩りに配慮する日本人の中では、とても正直でいいと思います。中国政府はこれにも怒ったらしいです。中国を怒らせる日本の発言は、すべて台湾にはプラスなのだから、やはり台湾人は拍手するべきなのです。そして今度は「台湾は主権独立国家だ」と、麻生外相に発言してくれるようお願いしましょう。

 日本人は自らの正しい歴史を失わせてはいけない。
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 「日本人はとても素敵だった」

 麻生外相への激励のメールはこちらへ。
 外務省への電話での意見は(代表)03-3580-3311へ。

 各省庁への意見はこちら
 小泉首相へはこちらです。

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◇皇室典範改定反対国民大会 3月7日に武道館で開催

 2月1日、「皇室典範の改定に反対する緊急集会」が憲政記念会で開催され、1200名が会場を埋め尽くしたそうです。関連記事

 残念!こうした集会が行なわれることを知っていたら是非行ったのに、行きそびれてしまいました。
 しかし、この大いなる盛り上がりで、今度は武道館で来月に再度集会が行なわれるそうです。次回は是非行きたいものです。

■「皇室典範反対国民大会」
■日 時 平成18年3月7日 
       午後3時~4時30分
■会 場 武道館

 尚、皇室典範改定についての抗議先に、宮内庁を追加します。

○宮内庁HP Eメールアドレス:information@kunaicho.go.jp

 宮内庁の羽毛田信吾長官は、1月12日定例記者会見にて「今年になって色々(発言が)出ているので憂慮せあるを得ない。正直『困ったな』という気持ちが強い」と述べ、改定は内閣や国会の責任で対応する政治的な事柄と指摘し、「皇室の方々が発言を控えていただくのが妥当」と強調しました。
 皇室を護るべき宮内庁の長官としてのこの態度は理解に苦しみます。

 小泉首相にしても、先日、「仮に愛子さまが天皇になられたときに、そのお子さまが男子でも認めないということになる。それを分かって反対しているのか」と今国会での法案提出の正当性を強調していましたが、この発言は首相が「女系」と「男系」の違いを理解していないということでしょうか?信じられません。
 安倍官房長官にしても、「今国会で法案提出すべき」というような発言がありましたが、何とも苦しいというか歯切れの悪い態度に、この先どうなるのだと気が気ではありません。

 今一度、法案提出と、拙速な改定に対する抗議の声を送らなければと思います。

○首相官邸
 http://www.kantei.go.jp
 電話:03-3581-0101(内線85144)
 FAX:03-3581-3883

○内閣官房内閣総務官室
 〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1
 電話:03-5253-2111(内線85144)
 FAX:03-3581-8940

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◇『漫画 台湾二二八事件』日本語版出版

 先日の二二八事件の追記です。
 産経新聞に以下のような記事が載りましたのでご紹介します。

【台湾有情】連行された父  産経新聞 2006年2月2日

 「美姝(みす)のかわいらしきこと夥(おびただ)しい。形容のしようがない」。阮(げん)美姝さん(78)は二十年ほど前、国民党軍兵士に一九四七年に突然連行されたまま生死も不明だった父親の日記を見つけて、泣き明かした。
 戦前から台北で新聞社を経営していた父親の阮朝日氏(連行当時四十六歳)の容疑は「新聞社を利用した非合法活動」。美姝さんがコツコツ調べた結果、朝日氏は連行の数日後、取り調べも裁判もないまま山中で無残に殺害されていた。
 台湾を戦後占領した国民党政権が戦前からの知識人や大衆の反発を恐れて、四七年二月二十八日に起きた騒動に端を発して無差別弾圧した「二二八事件」。死傷者数は少なくとも数万人に上る。福島高商(現福島大)卒の朝日氏もその一人だった。
 日記を読み進むほどに、日本と台湾と家族をこよなく愛し、厳正中立だった父親の姿が克明に浮かび上がってきた。
 その父親をいわれなき罪で奪われた無念さにどう立ち向かうか。美姝さんは事件に関し詳細な調査を積み重ねてきた。
 知り得た事実を日本の若者にも語り継ごうと、美姝さんは日本語とマンガで描いた「漫画台湾二二八事件」(まどか出版)を二月三日に日本で出版する。
 「日本人にこそ、この事件を知ってほしいと父も願っています」と話す美姝さんの瞳は少女のように輝いていた。

阮美姝原作、張瑞廷画『漫画 台湾二二八事件』
 まどか出版(A5変型判・160頁・並製・定価1200円+税)

*帯書きは岡崎久彦氏(日本李登輝友の会副会長)。

阮美姝著『台湾二二八の真実-消えた父を探して』
 まどか出版(四六判・256頁・上製・定価2000円+税)

*序文は李登輝前総統

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◇ちびの置き土産

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 可愛がっていた猫を失い、気持ちの上での変化を感じる。
 普段当たり前のようにいた存在がないということは、なんと頼りなく寂しいものだろうか。
 悪戯もし、手がかかった子ではあったけれど、良かったことも悪かったことも含めて、その存在と記憶全てが愛しいと感じる。
 同様に、日常を取り巻くあらゆること、そうしたことがもし失われたら、やはりどんなに寂しいかと思う。
 嬉しい、楽しいことは勿論、腹が立つことも、嫌なことも、失われてしまうことを思うと、喜、楽の感情も、哀、怒の気持ちも、そうした気持ちを感じることのない生活よりは、現状がどんなに幸せかと思う。
 
 ふと、世の中で一番嫌いな人のことを思った。
 もしその人が失われたら・・・。

 急に愛着すら感じて、その人との縁に感謝したい気持ちになった。
 少し優しくなれた。
 
 ちびの置き土産に感謝。 

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◇『漫画 台湾二二八事件』の著者を招いて            新日台交流の会定例会

☆阮美姝さんの新著『漫画 台湾二二八事件』と『台湾二二八の真実』
   岡崎久彦氏が帯文で推薦し、李登輝前総統が序文で推薦!

 1947年2月28日に台湾で起きた2・28事件は、前途有為の台湾青年ら約3万人を虐殺した国民党による台湾人弾圧事件だった。日本では扶桑社版『新しい歴史教科書』でも取り上げられたが、日本では未だによく知られていない。
 台湾新生報の社長をつとめていた阮朝日氏も犠牲者の一人で、父の足跡を娘の阮美姝(げん みす)さんが追い求め、現在、出身地の屏東に「阮朝日二二八記念館」まで開設している。開設直後に李登輝前総統もこの記念館を訪問している。
 阮美姝さんが、2・28事件とはどういう事件だったのかを漫画で分かりやすく描いた作品と、父・阮朝日氏の足跡を描いた作品の2著を同時に「まどか出版」から刊行した。日本人も犠牲になったと言われている2・28事件だ。本書を通じて、その全貌をぜひ知ってもらいたい。

阮美姝原作、張瑞廷画『漫画 台湾二二八事件』
 まどか出版(A5変型判・160頁・並製・定価1200円+税)

 長年、2・28事件の真相を追ってきた阮女史が、二二八事件の諸相をわかりやすくまとめて、漫画で描く。貴重な資料編も併載。台湾で出版された『漫話二二八』の翻訳出版。日本版のみに特別に付された豊富な注記で、よりわかりやすい内容に!
*帯書きは岡崎久彦氏(日本李登輝友の会副会長)。

阮美姝著『台湾二二八の真実-消えた父を探して』
 まどか出版(四六判・256頁・上製・定価2000円+税)

 2・28事件で受難した阮朝日氏(台湾新生報社長)の行方をその娘が追う迫真のドキュメント。台湾で出版された『孤寂煎熬四十五年』を日本人に向けて再編集して翻訳出版。
*序文は李登輝前総統

☆2月18日(土)、阮美姝さんを講師に新日台交流の会が定例会   参加費無料

新日台交流の会・第63回

■日 時  2006年2月18日(土)午後3時30分から
■会 場  台湾資料センター3F会議室
■テーマ  阮美姝(げん・みす)さんが語る二二八事件
■ゲスト  阮美姝さん(阮朝日二二八事件記念館副館長)
■参加費  無料(ただし、電話による事前申込要)
■連絡先  03-3444-8724 台湾資料センター
      台湾資料センターホームページ http://www.roc-taiwan.or.jp/data

(以上、メルマガ「日台共栄」から抜粋)

 さて、この阮美姝さんの本、日本でも買えるようになったのですね。昨年、新聞で記事を見てから、台湾に行った時に書店を探しても買えませんでしたが、既にアマゾンでも買えるようです。いや、しかし講演会に行って、そこで購入したら、もしかしたらサインもお願いできるかも知れませんね。
 二二八事件から何十年も経って、ご遺族が真実を明らかにした本ということですから、細部までよりリアルな歴史の証言を知ることができると思います。講演会も是非行きたいと思います。

 追加です。
 次のURLにアクセスすると、ご本人の肉声が聞けます。それはもう悲痛なご遺族の叫びです。日本が敗戦し、台湾を去った後、台湾の人々が如何に悲惨な境遇に置かれたか、その一部だけでも知ることができると思います。
http://www.cbs.org.tw/japanese/activities/2005/050331b.htm

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