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◇女系天皇について 安倍氏の真意?

 このところ安倍氏をめぐっては色々とニュースが飛び交っています。
 先頃言われはじめた「安倍氏の女系天皇容認への移行?」について、私も「あれれ?」と思っていましたが、実はいきなり国会に法案が提出されて自主投票となると、野党票が加わるので恐らく法案は通ってしまうだろうと、それを阻止するためのことだということらしいのです。
 産経新聞に下記のような記事が掲載されていました。

皇室典範改正案、高まる見送り論 安倍氏「党議拘束」真意は、徹底論議のメッセージ?

 政府が通常国会への提出を目指す女性・女系天皇を認める皇室典範改正案について、政府・与党内で「見送り論」が高まっている。女性天皇と女系天皇の違いを理解していない国会議員もまだおり、「これから(認識を)深めていく必要がある」(久間章生自民党総務会長)ためだ。十日には、女系天皇容認に慎重とされる安倍晋三官房長官が基本的には党議拘束が望ましいとの見解を表明したが、これも「実は法案提出のハードルを上げるための深謀遠慮」(政府関係者)との見方が出ている。

 ▼女性と女系

 皇位継承は有史以来、父方に天皇を持つ男系で維持され、一度の例外もない。しかし、改正案を審議することになる国会議員でも、過去に十代八人いた女性天皇と、一人も存在しなかった女系天皇との区別がついていない者が少なくない。

 さらに、現在、皇位継承順位一位の皇太子さまが四十五歳、二位の秋篠宮さまが四十歳とまだ若く、実際に皇位継承の危機が訪れるのは「三十-四十年後」(研究者)とされる。このため、「通常国会でやらなければならない緊急性はない」(久間氏)との国会提出見送り論が出ている。

 また、政府の「皇室典範に関する有識者会議」が、わずか十カ月、延べ約三十時間の議論で女系天皇容認を打ち出したことに、「知らない間に、一年くらい話をして決めるのがいいのかどうか」(自民党参院幹部)という反発もある。

 ▼男系派の攻勢

 自民党内でも、当初から女系天皇への反対・慎重論が強かったわけではない。

 最初は男系継承維持を主張する皇室研究者や文化人らが徐々に声を上げ始め、後には皇族(皇位継承順位五位)である寛仁親王殿下や、旧皇族方が拙速な女系天皇容認に警鐘を鳴らした。こうした中で「勉強すればするほど、安易な女系天皇容認に危機感が募った」(若手議員)という議員が増えたようだ。

 昨年秋ごろから、皇室典範改正に反対する国民集会もたびたび開かれており、十九日には、全国の神社の宮司約五百人が憲政記念館で「拙速な皇室典範改正を阻止する決起集会」を開く。

 超党派の保守系議員二百四十二人でつくる日本会議国会議員懇談会は今月中にも、政府の皇室典範改正案の対案を公表する予定。懇談会会長の平沼赳夫元経済産業相は、このほかにも女系反対派による議連結成を目指しており、男系維持派が攻勢を強めている。

 ▼あえて求める

 こうした中、自民党内には「この問題は、議員個々人の思想信条にかかわり、党議拘束はなじまない」と自主投票を模索する意見もある。ただ、安倍氏は記者会見で「内閣提出法案は今まですべて党議拘束がかかっている」と述べ、あえて党議拘束を求めた。

 この発言に対し、女系推進派には、安倍氏が女系天皇容認に転じたと解釈する向きがある。しかし、安倍氏と個人的に親しい日本政策研究センターの伊藤哲夫所長は十四日の皇室典範改正に反対する国民集会で、「党議拘束をかけずに自主投票とすると、野党の賛成票もあり、かえって成立してしまう。安倍氏の発言は、自主投票という形で法案を葬り去るのは難しいので、党内で法案提出は認めないとなるよう徹底的に議論してほしいとのメッセージだと思う」と解説した。

 小泉純一郎首相は記者団に対し、通常国会で改正案を提出する考えを示しているが、首相周辺は十六日、「党内の客観情勢をみると、今国会中に成立できるとは思っていないだろう」と明かした。

                   ◇

【用語解説】女性天皇と女系天皇

 女性天皇は文字通り女性の天皇で、これまで109代明正天皇、117代後桜町天皇など10代8人がいたが、いずれも父方に天皇の系統を持つ男系女子。皇后だった未亡人か独身の皇女で、即位後に結婚したり、出産したりした前例はない。一方、女系天皇は、母方に天皇を持つ天皇という意味で、歴史上、存在しない。皇室典範が改正されて皇太子ご夫妻の長女、愛子さまが皇位を継承し、その子供が即位すれば、男女を問わず史上初の女系天皇となる。

 女系天皇容認については先日も書きましたが、安易に準備室の討議に頼って決めるべきではありません。
 日本国建国以来、連綿と受け継がれてきた万世一系(男系)の皇統は世界に誇れる日本の伝統です。2666年に亘り聖域にあり、自己を律し、真の帝王学を学び受け継がれてきたのが、わが日本の皇室です。
 
 万世一系とは、遺伝子におけるY染色体の系譜であり、X染色体のみの女系となれば、建国以来続いてきたY染色体が断絶し、直系でなくなることを意味します。歴史から乖離した皇統にどれだけの価値が残されるのでしょうか?その時には本当に単なる「象徴」、否、象徴の価値すらも、天皇家の存在意義さえも失われかねません。

 戦後、11の宮家がGHQによって皇籍を奪われ臣籍降下させられましたが、少なくとも8つの旧宮家には男系男子が存在するそうです。そうした宮家の復活も検討せずに、何故「改正」を急ぐのでしょうか?

 また、宮家が増えると財政負担が増すという意見もあるそうですが、皇族による外交面での貢献度は測り知れません。1宮家あたりおよそ5千万の運営費用だそうですが、宮家は医療費も自己負担で国民が受けている社会保障の類はほぼなく(この辺も文芸春秋2月号の寛仁親王が少し触れておられます)、思いの外質素な生活をされているそうです。宮家への出費を言うならば、それ以前に検討すべき税金の無駄遣い、中国へのODAなどをしっかりと見直すべきです。

 何としても、政府の皇室典範「改正」には断固反対しなければなりません。

○首相官邸
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関連記事:櫻井よしこさんブログ「特別レポート」「 小泉首相の無関心が招いた『女帝論議』の誤り 」

関連情報:有識者会議
       天皇家の万世一系(男系)による皇位継承という伝統を守ろう!

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