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January 2006

◇愛猫ちび、永眠。

 ちびが逝ってしまいました。直前まで絶対治ると信じてうたがいませんでしたが、あっけない最期でした。初七日が済んだところですが、もう一ヶ月も二ヶ月も経ってしまったような気がします。ちびとの出会いから15年、一体ちびは実際にいたのか、いなかったのか、何だかまるで夢のようにも感じます。
 ちびは私にとって特別な日に拾った、特別な子でした。ちびを拾う直前に、ある本を手にし、その中に紹介されていた方とある講座との出会いがその後の私の人生を変えたのでした。
 ちびを抱いてエレベーターを降りた時にふと空を見ると、天使の階段のような、今まで見たこともないような美しい雲が空にかかっていたことが印象的でした。ちびを送った日も、暫く振りの好天に恵まれ、空は青く高く、ペット霊園に向かう途中の車窓から見えた富士山は、雪を頂き、麓には雲がたなびき、神話に出てくる霊山のように映りました。単なる偶然、と言ってしまえばそれまでですが、「ああ、安心してちびを送れる」と感じた、そんな冬日でした。
 丸々6週間の闘病生活でしたが、亡き骸はそんなことを微塵も感じさせない程美しく、ただ眠っているだけですぐにも起き出すのではないかと錯覚する程でした。
 「猫は目を閉じませんよ」と獣医さんが言っていましたが、耳元で、「ちび、今までありがとうね。今度はもっと良いところに行くんだよ」と囁くと、それまで閉じていなかった目が徐々に閉じて、表情も安らかなものに変化していったように感じました。
 翌日、日向ぼっこが大好きだったちびに最後の日向ぼっこをとベランダに出すと、発病してから毛づくろいも全く出来なかったちびでしたが、体の毛が輝いて、何年も時が遡り、若い時のちびにもどったような気がしました。葬儀屋さんも、「いつ亡くなったんですか?15歳?とてもそんな年に見えないなあ」と驚いていました。

 思えば、やはり寿命だったのでしょう。発病から逝ってしまうまで、何回か分岐点がありましたが、全て悪い方へ向かってしまうような結果になりました。目が見えなくなってしまった時も、浮腫んで尿が出なくなってしまったときもそうでした。
 逝ってしまうまでの数日間、私の生活は自分の寿命を縮めてもという位の気持ちで、24時間がちび中心に回っていました。しかし、前日にとても大事な仕事が入ってきて、ふとちびから意識が離れました。そして、その翌日にあっけなく逝ってしまいました。きっと私の邪魔をしないようにと、自分で時期を察したのではないかと思います。
 獣医さんは「この子はよく頑張りましたよ。本当だったら昨年末に逝ってしまってもおかしくない状態でした」と言っていました。それからちょうど4週間、ちびは私の「生きていてほしい」という気持ちに反応して頑張っていてくれたのではないかと思います。気功治療の時や、お祈りしている時など、眠っていたちびがふと目を覚まして起き上がろうとしたことが何回もありました。直前まで危篤状態というものもありませんでした。

 最期まで、前向きで頑張っていたちび。
 たくさん悪戯もしたし、たまを苛めたりも家族に噛み付いていたりもしたけど、亡くなった母を癒し、その後は私達を癒してくれたちび。猫なりの徳を積んで、最後少し苦しんで果もしっかり果たして、猫なりに高いところに行ってくれたでしょうか。
 ありがとう、ちび!!また、どこかで逢えるといいね。

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 (昨年5月位のちびの寝姿。
 歩けなくなるまでは、夜には見えない目で私のベッドまでやって来て、私の首に巻きついて休んでいたりしました。
 病気になってからは、あれ程聞かん気のちびが、寂しい位に聞き分けの良い、大人しい従順な子になっていました。)

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◇ペットの老後

 我が家には二匹の猫がいます。二匹とも野良だったけど、縁あってからおよそ15年、昨年まで病気らしい病気もせずに元気でいてくれました。ありがたいことです。
 しかし、昨年春、たまが腎不全で入院、その時ついでにちびも病院に連れて行って、やはり腎不全の兆候があることを知りました。たまは、外観もすっかり「おばあちゃん」になり、後ろ足も傷めてしまったようで、「もう長くは無いかなあ」と心配しました。けれども適切な医療と気功治療の甲斐あって、すっかり良くなりました。
 ちびはたまより半年ほど後に来た子で、食欲も気力も充実、見た目も若くて私はすっかり油断していました。

 しかし、悪夢は昨年末にやって来ました。父が体調を崩し、病院通いが続いていたある日、餌皿が全く減っておらず、ちびがふらふらしながらこたつからでて来てトイレに行く姿を発見しました。忙しくてコタツに入っていた猫たちにまで気を配れなかったのが悔やまれました。たまはちび程ではなかったにせよ、やはりかなり悪い感じで、『これはただ事ではない!』と慌てて二匹を獣医さんに連れて行きました。
 ちびは腎臓機能の数値を示す血液検査の結果が相当悪く、即入院を勧められましたが、私は環境の変化によるストレスから更に悪化することを恐れて、皮下点滴だけをしてもらい家に連れ帰りました。が、ちびにとってはそんな環境云々を言っていられないほどの病状だったようでした。私は翌日入院させる決意をしました。
 ここから二匹の入院と通院の闘病生活が始まりました。たまは幸い年内にはかなり症状が好転し、毎日皮下点滴に通わなくてもよくなりました。しかし、問題はちびでした。ちびは二泊三日の入院後、数日通院入院で静脈点滴の治療を行ないましたが、然程改善せず、食事も取ろうとせずに、ミルクをわずかに口にするだけとなってしまいました。あれ程食欲旺盛で、私が食事をしていると、到底ちびが食べられない納豆のようなものであっても、そばに来てねだって仕方なかった、あのちびの食欲がぱったりとなくなってしまいました。

 獣医さんの話では、猫はある程度の年になると大抵腎臓がやられてしまうということです。たとえ外観がどんなに若くて元気であっても、猫は特に具合が悪いことを見せようとしない動物らしいです。
 シニアの猫ちゃんを飼っている飼い主さんたちへ、次の症状がでてきたら、要注意です。気をつけてあげて下さいね。
 ・水を多く飲むようになる
 ・おしっこの量が増える
 ・口臭がする
 ・やせてくる
 ・なみだ目、目やにが出る
 ・食欲が落ちる
 
 腎組織は一度破壊されると元には戻らないそうです。腎機能は血液検査で得られるBUN(尿毒症)数値、クレアチニン(腎障害の程度)の数値でその状態がわかりますが、猫ちゃんの場合、症状がでる時には、既に腎機能の50%以上は破壊されているとのことです。早期発見、早期対応が、愛猫の健やかな老後に、大きく影響するようです。
 私は、老猫の健康について、全く知識が欠けていて、知識不足と判断ミスから、何回も猫たちに可愛そうなことをしてしまいました。どうか、猫ちゃんを飼っている飼い主さんはそんなことがないように、7、8歳を過ぎる前に、血液検査や健康診断をしてもらった方が無難だと思います。猫ちゃんでも入れる保険があって、7、8歳までは入れるようですし、保険会社によっては14歳まで可能なものもあるようです。私もこのことをほんの少し早く知っていたら、もっと良い治療を受けさせられたかも知れません。そして、食事も腎臓に負担をかけない食事があるので、そちらをあげれば、少しでも猫ちゃんを健康に保ってあげられるようです。
 他の飼い主さんたちは、私のように後悔することがありませんように、願ってやみません。

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◇女系天皇について 安倍氏の真意?

 このところ安倍氏をめぐっては色々とニュースが飛び交っています。
 先頃言われはじめた「安倍氏の女系天皇容認への移行?」について、私も「あれれ?」と思っていましたが、実はいきなり国会に法案が提出されて自主投票となると、野党票が加わるので恐らく法案は通ってしまうだろうと、それを阻止するためのことだということらしいのです。
 産経新聞に下記のような記事が掲載されていました。

皇室典範改正案、高まる見送り論 安倍氏「党議拘束」真意は、徹底論議のメッセージ?

 政府が通常国会への提出を目指す女性・女系天皇を認める皇室典範改正案について、政府・与党内で「見送り論」が高まっている。女性天皇と女系天皇の違いを理解していない国会議員もまだおり、「これから(認識を)深めていく必要がある」(久間章生自民党総務会長)ためだ。十日には、女系天皇容認に慎重とされる安倍晋三官房長官が基本的には党議拘束が望ましいとの見解を表明したが、これも「実は法案提出のハードルを上げるための深謀遠慮」(政府関係者)との見方が出ている。

 ▼女性と女系

 皇位継承は有史以来、父方に天皇を持つ男系で維持され、一度の例外もない。しかし、改正案を審議することになる国会議員でも、過去に十代八人いた女性天皇と、一人も存在しなかった女系天皇との区別がついていない者が少なくない。

 さらに、現在、皇位継承順位一位の皇太子さまが四十五歳、二位の秋篠宮さまが四十歳とまだ若く、実際に皇位継承の危機が訪れるのは「三十-四十年後」(研究者)とされる。このため、「通常国会でやらなければならない緊急性はない」(久間氏)との国会提出見送り論が出ている。

 また、政府の「皇室典範に関する有識者会議」が、わずか十カ月、延べ約三十時間の議論で女系天皇容認を打ち出したことに、「知らない間に、一年くらい話をして決めるのがいいのかどうか」(自民党参院幹部)という反発もある。

 ▼男系派の攻勢

 自民党内でも、当初から女系天皇への反対・慎重論が強かったわけではない。

 最初は男系継承維持を主張する皇室研究者や文化人らが徐々に声を上げ始め、後には皇族(皇位継承順位五位)である寛仁親王殿下や、旧皇族方が拙速な女系天皇容認に警鐘を鳴らした。こうした中で「勉強すればするほど、安易な女系天皇容認に危機感が募った」(若手議員)という議員が増えたようだ。

 昨年秋ごろから、皇室典範改正に反対する国民集会もたびたび開かれており、十九日には、全国の神社の宮司約五百人が憲政記念館で「拙速な皇室典範改正を阻止する決起集会」を開く。

 超党派の保守系議員二百四十二人でつくる日本会議国会議員懇談会は今月中にも、政府の皇室典範改正案の対案を公表する予定。懇談会会長の平沼赳夫元経済産業相は、このほかにも女系反対派による議連結成を目指しており、男系維持派が攻勢を強めている。

 ▼あえて求める

 こうした中、自民党内には「この問題は、議員個々人の思想信条にかかわり、党議拘束はなじまない」と自主投票を模索する意見もある。ただ、安倍氏は記者会見で「内閣提出法案は今まですべて党議拘束がかかっている」と述べ、あえて党議拘束を求めた。

 この発言に対し、女系推進派には、安倍氏が女系天皇容認に転じたと解釈する向きがある。しかし、安倍氏と個人的に親しい日本政策研究センターの伊藤哲夫所長は十四日の皇室典範改正に反対する国民集会で、「党議拘束をかけずに自主投票とすると、野党の賛成票もあり、かえって成立してしまう。安倍氏の発言は、自主投票という形で法案を葬り去るのは難しいので、党内で法案提出は認めないとなるよう徹底的に議論してほしいとのメッセージだと思う」と解説した。

 小泉純一郎首相は記者団に対し、通常国会で改正案を提出する考えを示しているが、首相周辺は十六日、「党内の客観情勢をみると、今国会中に成立できるとは思っていないだろう」と明かした。

                   ◇

【用語解説】女性天皇と女系天皇

 女性天皇は文字通り女性の天皇で、これまで109代明正天皇、117代後桜町天皇など10代8人がいたが、いずれも父方に天皇の系統を持つ男系女子。皇后だった未亡人か独身の皇女で、即位後に結婚したり、出産したりした前例はない。一方、女系天皇は、母方に天皇を持つ天皇という意味で、歴史上、存在しない。皇室典範が改正されて皇太子ご夫妻の長女、愛子さまが皇位を継承し、その子供が即位すれば、男女を問わず史上初の女系天皇となる。

 女系天皇容認については先日も書きましたが、安易に準備室の討議に頼って決めるべきではありません。
 日本国建国以来、連綿と受け継がれてきた万世一系(男系)の皇統は世界に誇れる日本の伝統です。2666年に亘り聖域にあり、自己を律し、真の帝王学を学び受け継がれてきたのが、わが日本の皇室です。
 
 万世一系とは、遺伝子におけるY染色体の系譜であり、X染色体のみの女系となれば、建国以来続いてきたY染色体が断絶し、直系でなくなることを意味します。歴史から乖離した皇統にどれだけの価値が残されるのでしょうか?その時には本当に単なる「象徴」、否、象徴の価値すらも、天皇家の存在意義さえも失われかねません。

 戦後、11の宮家がGHQによって皇籍を奪われ臣籍降下させられましたが、少なくとも8つの旧宮家には男系男子が存在するそうです。そうした宮家の復活も検討せずに、何故「改正」を急ぐのでしょうか?

 また、宮家が増えると財政負担が増すという意見もあるそうですが、皇族による外交面での貢献度は測り知れません。1宮家あたりおよそ5千万の運営費用だそうですが、宮家は医療費も自己負担で国民が受けている社会保障の類はほぼなく(この辺も文芸春秋2月号の寛仁親王が少し触れておられます)、思いの外質素な生活をされているそうです。宮家への出費を言うならば、それ以前に検討すべき税金の無駄遣い、中国へのODAなどをしっかりと見直すべきです。

 何としても、政府の皇室典範「改正」には断固反対しなければなりません。

○首相官邸
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 電話:03-3581-0101(内線85144)
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 〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1
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関連記事:櫻井よしこさんブログ「特別レポート」「 小泉首相の無関心が招いた『女帝論議』の誤り 」

関連情報:有識者会議
       天皇家の万世一系(男系)による皇位継承という伝統を守ろう!

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◇「敵は日本の内にある」

 先日の産経新聞に掲載された櫻井よしこ氏の記事を紹介します。
 日々のニュースは、日本が日本でなくなるような危機感を益々強く感じさせるようなものばかりです。一体、日本は、日本人は何処へ向かおうとしているのでしょうか。
 このままでは、そう遠くない将来、日本は二等国、三等国に転落し、独立国としての形も保てなくなるかも知れません。

【櫻井よしこ 小泉首相に申す】敵は日本の内にある

産経新聞2006年1月12日

 日本の敵は日本である。日中関係の惨状を見詰めるとき、このような思いを抱かせられる。日中の差は志の欠落した国と志を持つ国の差に行き着く。残念ながら前者が日本、後者が中国であり、日本にとって真の敵は己自身だと痛切に思う。
 日本国の志の欠如は、例えば昨年暮れに報じられた上海総領事館職員自殺事件の対応にもうかがえる。中国公安当局者に弱みを握られ、機密情報の提供を迫られた職員が二〇〇四年五月「国を売ることはできない」との遺書を残して自死した事件を、外務省は川口順子外相(当時)どまりとして官邸に報告せず、中国政府に対しては、口頭での抗議にとどまった。加えて同件をスクープした『週刊文春』の取材を察知した外務省は、昨年十二月、それまでの一年七カ月間、同件を放置して事実上隠蔽(いんぺい)してきたことへの非難を避けるためか、にわかに、中国政府に抗議してみせた。国益を損ねることへの恐れよりも自らの責任が問われることへの恐れに周章狼狽(ろうばい)したかのようだ。
 国益を忘れ去ったのは、多くの政治家も同様だ。
 豊かな海洋資源を擁する東シナ海は、いまや日本にとって恥辱の海になろうとしている。一九六〇年代から海洋権益確保の重要性を認識し、着々と手を打ってきた中国に対し、日本は絵に描いたような無為無策の外交を展開してきたからだ。
 たとえば中国は、七一年には日本の領土である尖閣諸島を自国領だと主張した。七四年には南シナ海の西沙諸島を奪った。八五年には南沙諸島の実効支配を固めた。九二年には領海法を定めて、尖閣諸島を“法律上”中国領とした。この間、七〇年代も八〇年代も、彼らは南シナ海および東シナ海の海洋調査を継続した。
 翻って日本では、六〇年代からウルマ資源開発や帝国石油など数社が東シナ海の海洋資源調査を日本政府に申請してきた。だが政府は約四十年間、許可を出さず、日本企業の海洋調査を禁じつつ、他方で中国艦船の同海域での調査は黙認し続けた。さらに、二〇〇〇年には河野洋平外相(当時)が事前通告を条件に日本側海域での中国の調査活動を正式に許可してしまった。中国は日本政府の条件など物ともせず、通告なしで調査活動を展開し始めたが、日本政府はそれを黙認した。
 こうした末に、今や中国は東シナ海問題は片づいたとの認識だ。昨年十一月二十四日、王毅中国大使は有楽町の外国特派員協会で、“多くの日本の友人のために”堂々たる日本語で講演、日本が主張する東シナ海を二等分する中間線について既に交渉を通じてお互いに認め合うラインではなくなった旨語っている。
 日本政府が中間線の主張を取り下げた事実はないが、記者団二百人以上が詰めかけた会見で、異議を唱え、ただした日本人記者は皆無だった。世界のメディアの前で語られた大使の嘘に、所管省庁の経済産業省、あるいは外務省が抗議した事実もない。それどころか二階俊博経産相は、江沢民国家主席の銅像を日本に建立すべく運動を展開した人物だ。実に、東シナ海問題は中国の考えるとおり、“解決済み”なのだ。
 中国の間断のない攻勢と日本の例外なしの屈服のパターンは日本が変わらない限り、加速し続ける。中国研究の第一人者、元杏林大学教授の平松茂雄氏は、中国の大目標はかつての清王朝の版図にまで領土を奪回することだと指摘する。まさに中華大帝国の再建なのだ。
 そうした視点に立てば、チベットも台湾も中国の領土だという彼らの主張はつじつまが合う。
 中国は自らの国家目標を、米国をしのぐ軍事力で達成すべく、毛沢東の時代から決意し邁進(まいしん)してきた。そのためには文革で二千万人、大躍進政策で二千万-三千万人を死に追いやったように、千万人単位の国民を犠牲にすることもいとわない。無論、国際社会の非難も構わないのが彼らだ。
 片や日本は自らを“ハンディキャップ国家”と位置づけ、半人前の国家にとどまり続け、国家目標を“摩擦を生じさせないこと”に矮小(わいしょう)化し、志を曲げ気概を失った。
 中国はいま“沖縄も中国領だった”と言う。日本はそれを笑いとばしてはならない。彼らは本気であるから。日本は、中国の覇権主義が沖縄領有にとどまると過小評価してはならない。中国の狙いは大中華帝国の確立、つまり日本国全体の実質支配なのであるから。
 中国の大戦略の前に日本がなすべきことはたったひとつ、真の独立国としての志を確立することである。自力で自国を守る気概を養い、そのための大戦略を練ることだ。真の敵は日本人の心の内にある。小泉純一郎首相の後継者には改革のみならず志を求めるゆえんである。


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◇誤解してはいけない、「女性天皇」と「女系天皇」

 昨年12月1日、「皇室典範改正準備室」が内閣官房に設置され、「有識者会議」(座長・吉川弘之元東大学長)が11月末にまとめた報告書を踏襲して「女性天皇」と「女系天皇」を認めるための皇室典範「改正」案策定に着手しました。

 これだけ女性が社会進出している時代だから、当然「女性天皇」があって然るべき、そう感じる人が多いのではないでしょうか?

 しかし、この「女性天皇」と「女系天皇」は大きく意味が違うのです。私自身も混同していましたので、同じような方がいらっしゃるのではと(私だけかも?)、ここに少し整理してみたいと思います。

 日本史において、これまでも8名10代の「女性天皇」が存在しました。近くは江戸時代に2名の「女性天皇」が即位されました。これは前例もあることですから、特に今更云々されるべきことではないでしょう。愛子さまが即位されれば「女性天皇」となります。
 
 が、問題は「女系天皇」なのです。

 皇紀元年に神武天皇が即位されてから、125代の天皇は全て「男系天皇」です。
 「女性天皇」が即位され、その後にお子様を設け、そのお子様が即位することが「女系天皇」の意味です。皇室の歴史において、かつてこのようなことは一度もありません。
 「皇室典範改正準備室」が言っているのは、それを「女系でもよし」と、2666年続いてきた世界に一つも類を見ない日本固有の伝統を、この際変えてしまおう、ということなのです。

 愛子さまが即位されて、もしかして「鈴木某」なる男性と結婚したとして、そのお子様が女の子でも男の子でも、第一子が即位継承者になり、また女の子が長子で即位してまた「田中某」と結婚してまた女の子が・・・となると、いつかは私と大して変わらない一般の人に限りなく近い人が「天皇」として皇室を継承して即位していくという事態が起きかねないのです。これでは「なぜ、天皇が私でなくあなたなの?」ということになりかねません。
 こうしたことを避けるためにも、皇室は「女性天皇」が即位することはあっても、「その血」を重んじ「男系天皇」をとり努力してきたのです。

 しかし、「皇室典範に関する有識者(?)会議」の殆どは皇室には縁も所縁もない、全くの「素人集団」で、2666年の伝統を、たったの10ヶ月やそこらの論議で、「女系天皇」を認める最終報告書を提出したのです。

 三笠宮寛仁殿下が異論を唱えましたが、吉川座長は「どうということはない」と一蹴したそうです。
 吉川座長の専門はロボット工学で、皇室の伝統や日本の歴史すらも知らないと見えます。何たる不遜な態度でしょうか!

 更に、文芸春秋二月号に、三笠宮殿下が櫻井よしこさんのインタビューに答えるという形で「天皇さま その血の重み」という記事が掲載されていますが、その中で櫻井よしこさんが、拙速な議論に対して異議を唱える勢力に対し、「これは陛下のご意思です」と反対論を封じ込めようとする動きがると論じているのですが、三笠宮殿下も、「陛下はそういうことをおっしゃる立場にありませんし、なにより非常に真面目なご性格からしても、そのような不規則発言をなさることはあり得ないでしょう」と答えておられました。
 そして最後にこう結ばれました。

 「愛子さまが即位されるにしても、それまで少なく見積もっても30年から40年はあるわけです。その間にこれまで皇統を維持するために先人たちがどのような方策をとってきたのかの事実をよく考え、さまざまな選択肢があることを認識した上で、ものごとを決めてほしいということです。それでも国民の大多数が女系天皇でいいと言うのでしたら、そこで大転換すればいいのであって、今すぐ決めるという必要はありません。そして、ほかになし得る方法があるのなら、まず、そちらをやってみて、それでも打つ手がなくなった時に初めて変更を認めるやり方のほうが、よりよいのではないかと考えています。」

 本当に、戦後GHQですら手をつけなかった皇室を、何故今日本人自らの手で「改正」を急ぐのか、不思議でなりません。
 政府は国民に広く正しい解釈が普遍していない中、「女系容認」の皇室典範「改正」案を、3月の国会に提出する予定でいます。
 皇位継承に関する意見先は下記の通りです。
 日本が日本でなくならないために、お気持ちある方はご意見を送ってください。宜しくお願い致します。

○首相官邸
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○内閣官房内閣総務官室
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◇李登輝氏の訪日にあたっての政府への要望

 先日の記事で李登輝氏が本年五月に訪日を希望していることは紹介しましたが、それにあたっての関連記事です。
 日本李登輝友の会の会長が下記のような声明を出していますので転記いたします。
 日本政府は、台湾の要人、李登輝氏、陳水扁総統の訪日は拒否や条件付けでの受入れを行なうなど、「特別扱い」を行なっています。しかし、中国政府と協調し、反日の色濃い台湾野党の党首については、何の条件もつかずに許されています。
 一体、日本政府はどこの国の政府なのかと疑りたくなります。
 李登輝氏の無条件での訪日を実現すべく、下記の声明を支持したいと思います。
 ご賛同の方は、小泉首相、安倍官房長官、麻生外相に対して同様の要望を出していただくなど、李登輝氏の無条件来日実現に向けてご協力いただけますようお願い申し上げます。

李登輝前台湾総統来日についての歓迎声明と政府への要望  昨日の報道によれば、台湾の李登輝前総統が松尾芭蕉ゆかりの「奥の細道」訪問のため、五月十日から二、三週間の日程で来日する方向で調整しているという。  政府はこれまで台湾の現役政治家である連戦・前国民党主席や宋楚瑜・親民党主席などにビザを発給し、来日時の政治的言動も制限してきていない。にも拘らず、党籍を離れて一市民となった李登輝前総統にはビザも発給しないという理解しがたい対応を取ってきた。  しかし、一昨年十二月半ばに至って、李前総統の観光を目的とした来日を認めて中国政府にも通告し、ビザ発給の方針を決定し、小泉純一郎首相も町村信孝外相も「一市民が観光目的で来日するのを断る理由がない」と言明した。  ただし、来日については、私どもの要望どおりビザは滞りなく発給され、身辺警護も準公人並に行われたものの、政府は「記者会見しない、講演しない、政治家と会わない」という三つの条件を付けたと言われる。もし事実だとすればこれは全く遺憾なことと言わなければならない。また、数次査証(マルチ・ビザ)はおろか十五日間の短期ビザ発給だったことも問題だったと言わざるを得ない。  李登輝前総統の来日そして「奥の細道」散策実現を目的の一つに掲げて設立した本会並びにこの趣旨に賛同する諸団体は、その来日を心から歓迎するものである。ついては、一昨年も政府に要望したが、改めて左のことを要望する。

一、李登輝前総統の来日に対して日本政府に必ずやビザ発給を取り消すよう抗議してくる中国政府の外圧や、内の反対勢力に屈することなく、毅然とした姿勢でビザを発給されるよう要望する。

一、ビザ発給に当たっては、観光目的で、しかも家族とともに来日される予定なのであるから、「記者会見しない、講演しない、政治家と会わない」などの条件を付することのないよう措置することを要望する。

一、日本国内において、李登輝前総統やその家族に危害を加えるようなテロ行為に対しては、それを未然に防ぐ万全の措置を講ずるよう要望する。

一、政府はすでに台湾からの観光客に対するビザを免除したからには、李登輝前総統を「入国審査対象」とせ、いつでも自由に来日できるよう、数次査証を発給するよう強く要望するものである。

 平成十八年一月十二日
                  日本李登輝友の会
                    会長 小田村 四郎

内閣総理大臣
 小泉 純一郎 殿

 小泉総理への意見、要望は、こちらへ、
 
 内閣官房へはこちらに、

 外務省はこちらです。

 
 

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◇もう買いたくなくなった、ユニクロ

 新年明けましておめでとうございます。
 本年も宜しく御願い申し上げます。

 ・・・といっても、もう13日、ちょっと更新が遅くなりました。

 景気の良いニュースから新年のスタートを切りたかったのですが、あんまり嬉しくないニュースが。
 安価で普段着には手頃なので私も利用していたユニクロ。ここの社長が変なこと言ってる。

 http://www.zakzak.co.jp/top/2006_01/t2006011044.html

 「政治が経済の足を引っ張ってる」 ユニクロ会長

 「なぜ靖国神社に行くのか分からない。個人の趣味を外交に使うのはまずいんじゃないか」と憤るのは「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長(56)。「政治が経済の足を引っ張っている」と小泉純一郎首相を厳しく批判した。
 中国の工場と直接契約し、高品質の商品を低価格で販売するビジネスモデルを確立した柳井会長。「政冷経熱」といわれる日中関係の現状に危機意識は強い。「隣国として日中は抜き差しならない関係。この関係が破滅的になれば、日本という国だってなくなる可能性がある」と語気を強めた。
ZAKZAK 2006/01/10


 「隣国として日中は抜き差しならない関係。この関係が破滅的になれば、日本という国だってなくなる可能性がある

 日本という国がなくなるのは、自国の歴史を知らずに、無理難題言ってくる中国政府の言い分の真偽も確かめずに言いなりになることからだ。
 
 何となく手軽なので利用していたけれど、もうユニクロ買いたくなくなってしまった。
 今時、ユニクロ位の価格で同じ程度のデザインのものは、ユニクロでなくても買えるし、本当、失望。
 

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