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November 2005

◇ホットカーペットと化した私

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 最近、朝胸苦しくて目が覚める。
 目を開けると目の前に写真のような光景が映じる。
 うちのチビがしっかと私の胸に乗っかっているのだ。
 夏には私に目もくれなかったうちのチビが、このところの寒さから人懐っこくなり、やたらと擦り寄ってくる。
 何のことはない、私はこいつの人間ホットカーペットと化してしまっている。。。

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◇明日、東大駒場祭で「本音で語る反日・親日」日・台・韓・中の論客集う

 ずっと紹介しようとして、とうとう前の日になってしまいました。
 明日、東大駒場祭で、以下のようなシンポジウムが行なわれます。
 ゲストが豪華です。どんな話が展開されるのかとても楽しみです。
 石平氏という人、最近「正論」などでも書いていて、知っている人もいるかも知れませんが、私もこのところ、どんな人だろうと注目して、氏が参加する会合などに、努めて出ておりました。
 鋭い論陣に比して、穏やかな顔立ち、印象の人でした。メールにも丁寧に返信してくれて、なかなか好印象の人でした。
 以下、「台湾の声」からの転載です。

【東大駒場祭】日本学シンポジウム「本音で語る反日・親日」日・台・韓・中の論客集う

日 時:平成17(2005)年11月26日(土) 13:30~15:30
場 所:東大駒場キャンパス13号館3階1331教室
  交通 京王井の頭線駒場東大前駅から徒歩3分
  http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_12_j.html

演 題: 「本音で語る反日・親日」ゲスト: 黄文雄氏、呉善花氏、石平氏、久保田信之氏
主 催: 日本学プロジェクト(責任者:北山貴弘)
 参加無料 (当日運営資金の募金を行う予定です)

日本学プロジェクトとは、日本学の発信を通して真の国際協力のあり方を探る試みです。東京大学の学園祭である駒場祭でのシンポジウム開催のために立ち上げました。この度、4人の論客をお招きしてシンポジウムを開催いたします。
「本音で語る反日・親日」をテーマとして、反日問題に真っ向から取り組みます。

ゲスト紹介

黄文雄氏 1938年、台湾高雄に生まれる。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国之没落』が大反響を呼び、評論家活動へ。
東アジアの政治、経済、社会、歴史などあらゆる分野における鋭い洞察力と分析力は高く評価されている。

呉善花氏 1956年、韓国済州島出身の評論家。母国のテグ大学卒業後、日本に留学した。
大東文化大学(英語学)卒業。東京外国語大学大学院修士課程(北米地域研究)修了。拓殖大学国際開発学部教授。

久保田信之氏 1936年、東京に生まれる。学習院大学政治経済学部・文学部を卒業。法政大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程修了。学習院女子大学教授であり、NPO法人修学院長も兼ねる。

石平氏 1962年、中国四川省生まれ。北京大学哲学部卒業。神戸大学文化学研究科博士課程修了。現在は評論家として活躍。中国における反日感情の高まりに対して、2002年に先見的な警告を発した。


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◇李登輝氏の訪日を望む

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 かつて、田中真紀子が外相だった時代に、「李登輝は絶対に日本に入れません!」と豪語し、台湾人や心ある日本人の怒りを買ったことがある。
 李登輝氏は、今月初め、日本の新聞社のインタビューに答え、「来年四月に『奥の細道』を必ず歩きたい」と話した。今はその田中真紀子もおらず、新しく外務大臣になった麻生氏と、官房長官となった安倍氏がいる。
 今度こそ、李氏にとって「屈辱的条件」なしでの訪日を実現したい。

 産経新聞(2005.11.14)より転載
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論説委員室から 一筆多論 矢島誠司 

李登輝氏と「奥の細道」

 「月日は百代の過客にして、行(ゆき)かふ年も又(また)旅人也(なり)…」
 有名なこの書き出しで始まる松尾芭蕉の『奥の細道』は、「人生いかに生き、死ぬべきか」で悩んでいた若き日の李登輝氏(前台湾総統)の心を強くとらえた。
 「本がぼろぼろになるくらい、何べんも読んだ」と、氏から聞いたことがある。
 その李氏が先ごろ、台湾にいる日本人記者たちに「来年四月、桜の咲くころ、『奥の細道』を必ず歩きたい」と改めて語った。かねての念願である。
 李氏にとって「奥の細道」を歩くことは、単なる思い付きでも、日本へ行くための口実だけでもない。氏の「奥の細道」に寄せる思いはもっと深い。
 李氏は戦前、日本の教育制度のもとで、台湾の旧制中学、旧制台北高等学校、そして京都帝国大学に学んだ。教養を重視した戦前の日本教育のよい面を、いまも高く評価している一人である。
 李氏がいかに日本や中国、西洋の思想、哲学、文学を渉猟したかは、著書、『台湾の主張』(PHP研究所)、『「武士道」解題』(小学館)などに詳しい。
 日本関係では、禅の鈴木大拙、哲学の西田幾多郎、文学・評論の倉田百三、阿部次郎、そして『武士道』を書いた新渡戸稲造といった人々の著作との出会いが、熱い思いをこめて綴(つづ)られている。
 若き日の李氏が、『奧の細道』にひかれたのは、芭蕉の悟りの境地にも似た死生観、美意識などに触れたからと思われる。
 一昨年春刊行の『「武士道」解題』の中で、李氏は新渡戸稲造が伝えた「武士道」を、いまも世界に通用する指導的理念だと説いたが、「奥の細道」では、忘れられた「日本人の心」、深い精神性を喚起したいと考えていよう。
 自らを高めた思想や価値観を見直し、新しい光を与えて伝え、共有することにより、日本人だけでなく、同胞たる台湾人の思想や精神性をさらに高いものにしたいと願っているにちがいない。
 とはいえ、台湾の民主化を無血で実現した李氏ほどの政治家であれば、訪日に政治的思惑がないといえばうそになる。
 中国がいまだに強く反発する氏の訪日を実現することは、それだけで民主化された台湾の存在を世界に知らしめ、台湾の外交的勝利につながるからである。
 しかし、四年半前に台湾の総統を退任し、法的に私人となった李氏の訪日を拒む理由はどこにもない。いかに政治的影響力を持ち、日本でいかなる政治的発言をしようともである。
 私人の言論の自由は完全に保障するのが、自由民主主義国家のあるべき当然の姿だからだ。
 日本政府は過去二回の退任後の李氏の訪日を、病気治療、家族旅行の目的に限り、東京を訪れない、日本の政治家と会わない、記者会見、講演をしないなどの厳しい条件をつけて認めた。
 李氏は、「日本政府に迷惑をかけたくない」と、条件を受け入れたが、「最初はもっと屈辱的な制限もあり、怒りに身が震えた」と李氏に近い筋は語る。
 これに比べ、米政府は先月、李氏の約二週間にわたる私的訪米を受け入れ、首都ワシントン訪問、米政治家との集会、各地での講演などもすべて黙認した。
 米政府も裏では、「政治活動はしないでほしい」などと求めたにちがいないが、表面上は、どちらが民主国家としてのあるべき姿かはいうまでもない。
 芭蕉の『奥の細道』は、東京・深川が出発地だ。李氏の「奥の細道」行も、東京から始まらなければ無粋というものである。

 外務省への意見、要望は、こちらへ。

 内閣官房への意見、要望はこちら

 小泉総理へはこちらです。

 ついでに、各府省へはこちらへどうぞ。

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◇小田和正 台湾語で熱唱

odakazumasa 元オフコースのリーダーとして活躍し、ソロとしては1991年に放送されたドラマ「東京ラブストーリー」の主題歌としてヒットした「ラブ・ストーリーは突然に」で知られる小田和正が、11月6日に台北国際会議センターでコンサートを行なった。
 小田和正は自身の「君住む街」の中国語版「[イ尓]居住的街」を披露したほか、台湾歌謡の名曲である「望春望」(Ban-chhun-hong)を台湾語で熱唱し、台湾の観客からは大歓声があがり、コンサートは大いに盛り上がった。
                        (以上、「台湾の声」より)

 中国語の関連記事はこちらです。関心のある方はどうぞ。

 ジャニーズなどのアイドル系は以前から台湾などアジア諸国でも人気がありましたが、こうして小田和正のような年齢的にもまあまあ上の世代の歌手も受け入れられるというのは、何故だかわからないですが嬉しいですね。
 特に親日の台湾というのがまたいいです。
 聴衆は、小田和正が北京語ばかりでなく、台湾語を一生懸命覚えて歌ったり、台湾のファンに話しかけたりと、その姿勢に彼の台湾への思いを感じてとても感動したそうです。
 うん、本当に、年齢的にもじき還暦を迎える(彼の歌声からはとても信じられませんが)という人が、外国語を覚えるというだけでも大変だったと思いますよ。
 今後も中堅の実力歌手が、どんどん台湾に行って頑張ってくれるといいと思います。
 谷村新司のように大陸に行って嬉しそうにしているのを見ると、まあ、それはそれでいいのですけど、でもあまり大陸に媚びられるのを見るのは愉快なものではありません。
 最近、ちょっと反日の傾向が出てきている台湾で、何かしら日本に好印象をもってくれるような、こうした活動というのは、結構影響小さくないのではと思います。

 ところで、ちょっと話は変わるかもしれませんが、NHKは、海外で恐らく一番視聴者の多い台湾で「のど自慢」の収録にはいまだ行っていないのだそうです。反日の特定アジアには、既に行っているのですけどね。台湾でもNHKはブーイングを買っているそうです。

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◇李登輝氏、来春来日!

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 李登輝氏が、来春、訪日を予定しています。例によって、産経新聞と読売新聞しか報道していませんので、以下に記事を転載いたします。

李登輝氏、4月訪日に意欲 桜の季節「奥の細道」に/東京へも 11月2日産経新聞
【台北=河崎真澄】台湾の前総統である李登輝氏(82)は一日、台北市内で産経新聞などとの会見に応じ、第三次小泉改造内閣の発足について、「党内の派閥政治が終焉(しゅうえん)し国益中心の組閣となった」と評価した。麻生太郎氏の外相起用にも触れ、「強い外相になるだろう」と述べ、日本の独自外交の展開に期待感を表明した。自身の再訪日については、「来年四月に『奥の細道』を必ず歩きたい」と話した。
 李氏は先の衆院選での自民党圧勝に関し、「国益を優先するよう人民が求め(中国などへの)土下座外交への反感があった」と分析。その上で組閣について「指導者が国全体の立場を考えた。日本は民主政治が伸びて国が強くなる」とみていることを明らかにした。
 また、「憲法改正を推進して自衛隊など遠慮がましい言葉をやめて国の軍隊とすべきだ」と、第三次小泉改造内閣への期待を強調、日米と台湾による東アジアの安全保障の枠組みにも言及した。
 李氏は、麻生、中川昭一、小池百合子、安倍晋三、額賀福志郎、与謝野馨という入閣組の六氏に祝電を送ったことも明らかにした。いずれも李氏とは旧知の仲という。
 五年前の総統退任後、初の家族旅行として昨年暮れから今年初めまで訪日している李氏は、「家内に来年の四月には(念願の)『奥の細道』を必ず歩こうと話した」と明かし、サクラの開花時期に合わせて東北地方を訪れる希望を表明した。
 訪日目的として、「夕焼け小焼けの童謡にあるような人間と自然が溶け合う日本人の持つ情緒的ないい面は他国にないことであり、(李氏が『奥の細道』で芭蕉について語ることなどで)日本人に改めて良さを知ってもらいたい」と話した。
 また、先月の訪米で首都ワシントンで連邦上下両院議員や記者を前に演説した実績を踏まえ、「(首都ワシントンに行けたのに)東京に行けないことはない」とし、一九八八年の総統就任後、初めてとなる東京訪問に改めて意欲を示した。
 日本政府は九月、台湾旅券保持の旅行者への九十日間の査証免除措置を恒久化したものの、李氏の入国については、日台間の事前協議の対象としている。李氏訪日には中国が強硬に反発しており、李氏は、小泉政権に強い外交姿勢で独自判断するよう求めた形だ。

 昨年暮にも李登輝氏は訪日しましたが、日本政府の対応に様々な問題を残しました。
 ビザは発給されましたが、日本政府は、「記者会見しない、講演しない、政治家と会わない」という三つの条件を付けてきたそうです。そしてビザは、数次査証(マルチ・ビザ)ではなく、15日間の短期ビザでした。李氏によると、「東京に入らない」ことも条件として付けられていたそうです。
 李登輝氏は既に2000年に首相の座を退き、一般人となった人です。政治的影響力は否定できないものの、それは氏に対していまだ台湾の人々の期待があることを現すものです。
 そうした人物の訪日に対する様々な制限は、けっして日本の国益にプラスとはなりません。あんなに日本贔屓の氏を、日本が拒否することは、台湾の人達の「反日感情」を煽り立てるもととなりかねません。
 安全保障面から言っても、日本にとって台湾は欠かせない「朋友」であるはずです。そんな国を敵に回すような行為を、もし政府がするのであれば、それは「国益を害する行為」以外の何物でもありません。
 むしろ李登輝氏訪日を、日本国の危急を回避すべく機会として、国民に日台の関係強化を知らしめるよう、積極的に捉えるべきです。
  是非、李登輝氏の訪日が実現できるように、そして、アメリカが出来たように、日本でも、氏が国会や各地で講演、記者会見などが出来るように望みます。
 それが、平和ボケし、また中韓の「反日プロパガンダ」に洗脳されてしまっている私達の目を覚ましてくれることになると思います。それができるのは、こよなく日本を愛する李登輝氏外にはいないと思います。

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◇李登輝氏 「世紀の饗宴」

 先日、台湾の知人に電話をしたところ、何やら周囲から物凄い熱気を帯びた人々の声が耳に入ってきました。聞くと「李登輝氏が帰国したので出迎えに来ている」とのことで、早々に電話を切られました。
 そうか、そういえば、李登輝前総統は去る10月11日から22日にかけて、アラスカを皮切りにアメリカ各地を訪問しておられましたっけ。
 しかし、日本の首相歴任者が外国から帰国したからと言って、こんなに熱心に出迎えを受ける人がいたでしょうか。相変わらずの凄い人気です。そんな政治家がお隣台湾に存在し、しかも相当な親日家であられるというのはうらやましくも嬉しくもあります。

 氏は、アメリカからも、何回か日本にメッセージを寄せてくれておりました。

 「台湾はいま中国の強大な軍事脅威にさらされています。その台湾の安全保障は日本の安全保障とも密接につながっています。台湾や日本の安全保障の危機は民主主義の危機でもあるのです」
 小泉純一郎首相の靖国神社参拝への中国からの非難については、
 「一国の政府の長が戦争で死んだ自国民の霊に弔意を捧げるのは当然であり、他国から命令を受ける必要はないでしょう」と明言しました。
 李氏はまた「中国が日本に対し日本の首相の弔意表明のあり方についてあれこれ命令することは、おかしいです」とも語っていました。
 心強い日本の味方です。


 氏は各地での講演で、台湾の民主発展と中国の一党独裁を比較し、台湾の自主自立の重要性を解いて廻り、相変わらずの台湾の「顔」として、その存在感を強く印象付けました。
 最後の訪問地であるロスアンジェルスでは、最後の晩餐会に参加し、一時間あまりの長い演説を行いました。

 ロスアンジェスルの晩餐会は「世紀の饗宴」と名付けられ、37人の日本人を含む総勢2,139人が参加し、大盛況に終わったそうです。参加者のうちには遠くサンフランシスコ、アリゾナ、ネヴァダ、サンディエゴなど各地から八時間の道程を専用バスでやって来た人たちなども含まれました。

 日本では殆どマスコミでも紹介されていませんでしたので、以下に李登輝前総統が、二千人以上の海外台湾人に向けて台湾の現状と未来へ向けての展望など、多岐にわたって詳しく説明された演説の報告を、「台湾の声」から転載し、ご紹介させていただきます。


 李登輝の「世紀の饗宴」演説

●中華民国と大中華思想

 目前の台湾の状況を見るに、国内政治、経済情勢、国際関係など、すべての面で大きな困難に瀕している。これをどう導いて台湾の生存を図るかが最大の課題であります。

 戦後60年の間、台湾は蒋介石軍に占領され、49年に中華民国憲法を実施したが、すぐに戒厳令の発布に取って代わられ、それ以後の台湾人民は白色恐怖の弾圧下で暮らして参りました。私は苦労して戒厳令を解除し、民主制度を推進し、憲法を改正して総統の民主選挙を作り上げました。しかし6回にわたる憲法改正でも中華民国の名前は変えることは出来ない。1998年に私は「新台湾人」と言う名称を推進しました。これは多少の誤解はあったけれど、「新時代の台湾人」と言うことであります。中国人ではない台湾人であります。

 新台湾人は「私は誰か(W HO AM I)」と言うことに発する。私は台湾人であって中国人ではない、という認識を強めるものであります。
 中華民国は既に存在しない、ゆえに中華民国憲法も存在しない。台湾は主権独立した政治体であり、存在しない国名を棄てて「台湾共和国」を名乗らなければなりません。それには正名、制憲が必要であります。現政権が推進するような憲法「改正」ではない、中華民国の憲法は既に亡きものであるから、新しい国名、新しい憲法を制定する必要があるのです。

●群策会の創立

 私が「群策会」を創立した原因は、現政権のあり方が不確実でアイマイだからです。前にも申しましたように、群策会は政策の研究、李登輝学校の設立、国策論壇の創立と論文出版などを目的としています。これによって台湾人アイデンティティを確立するのがわれわれの目的であります。

 去年の二月に、群策会は「228牽手護台湾」を行い、台湾人アイデンティティを世界に知らせる運動をしました。この運動によって国民の本土意識の高揚があり、陳水扁は再選を果たしたのであります。
 しかし、当選した後の陳政権は政策が野党に振り回され混乱している。群策会は今後も続けてわれわれのアイデンティティの高揚を推進していくつもりです。つまり郡策会とは一般のシンクタンクとは違って、ThinkだけでなくAction、思想と行動を併せ持つ団体である。私はこれを「ドゥータンク(Do Tank)」と呼んでいます。

●立法院、野党の横暴

 しかし、台湾の現状を見るに、去年の立方委員選挙で過半数を取れなかった与党は雇うの横暴な反対にあって混乱、停頓の状態にある。
政局の混乱は野党の「反対のための反対」、理由なき国益無視の反対で、このままでは台湾の政局は麻痺し、台湾問題、国共分裂、領土問題、統一問題など、山積している大きな課題が解決できないままになる。これをどうするか、将来の処理方法を早急に考えなければなりません。

 現政権は与野党の政党合作とか、反対派の宥和などを主張しているが、相手が宥和に応じなければどうにもならない。相手が対立で政局の混乱を作るなら、政府はこれに対応する方法も考えなければいけない。単に宥和とか合作を呼びかければよいのではない。

●「扁宋十条」の齎した大問題

 そういう意味で陳水扁が宋楚瑜と会見した直後に「扁宋十か条」に軽々しくサインしたのは厳重な過ちである。この十か条とは亡国の合作であり、与党の主体意識の低下、民心の不安を増大させるに他ならない。現に民進党、陳水扁の人気は空前の下落を示している。

 このような現状を打破するためには群策会の主動で現政権に政策の再検討と勉励を与え、民間討論と各界の論述を推し進め、アイデンティティの確立と台湾の将来を討論することが大切であります。

●台湾アイデンティティの欠如

 台湾人には国家意識が欠如している。これは厳重なことですが、原因はたくさんあるが、一つは長年の白色恐怖で人民は自己アイデンティティの主張にさえも恐怖がある。このため国民に共同の国家認識がなく、アイデンティティの認識が不足、混乱している。

 第二の原因は永年の「中華思想教育」のため、中共の本質に対する認識が欠如していること。中共は安い労賃を武器にして中国大陸に投資させる、台湾も世界各国も挙って中国に投資する。しかも投資には大きな制限をかけて、資金の外流を阻止している。同時に台湾に対して武力恫喝をやめない。台湾のメディアは中国寄りになって
国民のアイデンティティ意識がなくなっている。

 これらの問題を解決するには教育と宣伝が大切ですが、現政権はこの二つに力を注いでいるとは思えない。われわれの課題は教育とメディア改革に尽力する事であります。

●「WHO AM I」の認識不足

 アイデンティティの確立とはつまり「WHO AM I」と問いかける事、個人及び国民大衆が台湾アイデンティティを持つように、教育、宣伝を怠らない事です。現政権はこの方面の政策が非常に不安定で、言う事がハッキリしない、そのため信用の失墜を招いている。

 これは困難な問題でもありますが、困難だからといって軽々しく「私には出来ない」など言ってはならない。困難は当たり前のことで、困難でもやり遂げるのが政治ではないか。やるとか、やらないとか、小手先だけで弁解や言い逃れをしても、結局は自分の信用が失墜するだけである。

●経済発展の問題

 次に経済問題。これは非常に厳重で、日本、韓国など、経済は上昇している、株価も上昇しているのに、今年の台湾は経済が低迷し、株価は下がったままである。これは目前の緊急問題である。

 台湾経済の強みは何かと言うと、ハイテク産業である。ところが政府は「開放政策」と称してハイテク産業が中国に移転するのを放任している。こんなバカなことはない。産業のうちにはハイテクのほかにローテクつまり労働力が主体となっている産業もある。台湾はハイテク産業で成り立っているのに、労賃が安い中国にハイテクを
移転させる事は自国の産業を滅ぼす事になる。低賃金の生産業を中国に移すのはよいが、同時に台湾国内でハイテクを国内で推奨しなければならない。

 次に農業と農産品の輸出問題。中国は甘言で台湾の農産品を買い入れると言うが、甘言に釣られて農業政策が中国の言いなり生産物を替えるようになれば、相手に買い叩かれる羽目になる。もともと農業問題はWTOでも永年のあいだ解決できないほど複雑なことで、政府がシッカリしていなければ台湾の農業も破滅の道を歩く事になる。
 敵の甘言に乗らないよう、早急に防御策を講じるべきである。

●国防政策について

 統一派が多数を占める立法院では国防予算を32回もボイコットしたが、国益を無視した野党の横暴さは世界でも知られるようになった。軍備予算は台湾にとって大切である。統一派の売国行為は国民全体が糾弾しなければならない。

 統一派が考えているように、中国軍が台湾海峡を渡ることは、連合軍がドーバー海峡を渡ったのとは違い、非常に困難である。野党の軍備購入ボイコットを続けても、むしろ民心の不安定、中国の心理作戦で不安になることを予防しなければならない。

 同時に台湾にとって大切なのはアメリカとの関係を強化し、台湾海峡の防衛を強化させねばならない。

●結論として

 結論として、われわれが直面している重大なことは台湾アイデンティティを強化し、国民の「台湾人意識」を60%から75%まで引き上げる事、こうしなければ2008年の選挙に勝つのは困難である。

 われわれの理想を世界に推し進めることは政府の責任だけでなく、人民が一体となって共同で推進すべきである。台湾共和国の正常化に向けて、正名制憲運動を続けていくこと、海外の台湾人も一体となってこの目的に邁進することが自立への道であります。どうもありがとうございました。


 ・・・「扁宋十条」のことは迂闊にも知りませんでした。
 陳水扁さん、最近心配ですね。7月7日の盧溝橋事件勃発記念日には、「今年は『抗戦勝利六十周年』に当る。我々はここに、敵と戦った軍のすべての英雄たちの犠牲的精神に対し、最高の敬意を表したい」と、演説していましたし、日本はいつ台湾の「敵」になってしまったのでしょうか。これではまるで国民党です。
 これは、中国ばかりを気にしてぺこぺこしている日本が、最早台湾にとって頼れる存在ではなくなってしまったということではないのでしょうか。
 小泉首相が新たに組閣をしなおしましたが、是非、新閣僚の人達に、アジアの人達に期待される日本再生に向けて、頑張って欲しいと思います。

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